*イタリア家庭料理レッスン*
2020&2021年
2021年10月のレッスン
ベルギー産発酵バター Pur Naturタイアップレッスン
11月のレッスンはベルギー産発酵バター『Pur Natur』タイアップレッスンを開催しました。
近年日本でもヨーロッパの発酵バターが身近になりましたが、ベルギー産のはまだ珍しいのではないでしょうか。
バターと言えば発酵バターが主流なヨーロッパ、オランダで生活を始めた時に日本のバターとは全く違う酸味のある味と香りに驚いたことを懐かしく思い出しながらのレッスンでした。
ヨーロッパの発酵バター初体験の方も多く同じく驚かれていましたが、発酵バターならではの口どけの柔らかさ、ミルクの味はしっかりしつつも軽やかな味わいを楽しんでいただけたかと思います。
ご紹介したお料理はバターを使った3品。1品はベルギーと文化の近いお隣オランダのお料理です。
*Antipasto*
Torta salata con salmone,funghi e ricotta
~秋鮭とキノコのリコッタ塩味トルタ~
発酵バターをたっぷり練りこんだタルト生地はサクッとほろっと軽いっ食感に仕上がります。
さらにクリームは生クリームを使わずカッテージチーズ作るコクがあるのに軽やかな物。そのため優しい味わいの秋鮭やキノコの香りが邪魔されることなく楽しめます。
さらに秋鮭の臭みを消すための工夫や、キノコの旨みをぎゅっと閉じ込める美味しい炒め方など他のお料理にも応用できるコツが満載。難しく手間がかかるイメージのタルト生地作りもポイントさえつかめれば失敗もなく思いの外簡単に作れるんです。
秋の味と香りたっぷりのお料理タルト、とても喜んでいただきました。
フィリングを変えれば1年中楽しめて見た目も華やかなおもてなし料理としても最適です。
*Primo*
Zuppa crema di mostarda all'olandese con pancetta e shampignon
~パンチェッタとマッシュルームの入ったオランダのマスタードクリームスープ~
バターの産地ベルギーのお隣の国、オランダ料理から1品。
食文化としてはあまり発達しているとは言い難いオランダですが、このお料理はオランダ家庭料理らしい素朴ながらコックリした味わいです。冬になると国中の運河が氷り、スケートの大会が開かれるほど寒さの厳しい国ならでは、体がポカポカ芯から温まります。
ヨーロッパのマスタードは日本のからしとは違って全く辛くなく酸味が特徴となります。マスタードの酸味を牛乳と生クリームがマイルドに、パンチェッタとマッシュルームでさらにコクをプラス。珍しいマスタードの香りのスープ、初めてながら癖になるお味で『これ好きです!癖になりますね』とおっしゃる方続出です。見た目やお味に反してとっても簡単なのでこの冬たくさん楽しんでいただければ嬉しいです。
*Secondo*
Scaloppine di maiale con le mele alla marsala
~豚肉のスカロッピーネ リンゴとバターのソース マルサラの香り~
薄切り肉や魚のソテーをスカロッピーネと呼びますが、今回は豚ヒレ肉を使って旬のリンゴと合わせバターでソテーしました。仕上げにはバターにもリンゴにも相性抜群のマルサラ酒で香りづけ。豚肉はソテーしても柔らかくなる下処理を、リンゴの甘さと酸味は豚肉はもちろんバターともマルサラともタイムとも合い相乗効果でとっても簡単なのに家庭料理の域を超える味と見た目に仕上がります。リンゴ以外にも合う果物をご紹介しましたので、季節を問わず楽しんでいただけるかと思います。
*Dolce*
Torta al burro con prugne secchi e noce
~ドライプルーンとクルミのバターケーキ~
今月はドルチェもバターたっぷりで。
濃厚なドライプルーンとクルミのたっぷり入った秋らしい味わいのバターケーキをお持ち帰りいただきました。
今月のテーブルは秋らしく紫をベースに濃淡の青と組み合わせて仕上げました。
スープ用のボウルは今回オランダ料理ということもありイタリアの華やか鮮やかな色合いの物より素朴な雰囲気を出したく、ストウブの蓋つきのココットを選びました。
お花は旬のコスモスとワレモコウ。
どちらも秋の大好きなお花。
コスモスはテーブルに合うようにチョコレートコスモスをチョイス。
秋らしさの演出に一役買ってくれました。
ウェルカムティーには季節とセコンドに合わせアップルティーをお出ししました。
ベルギー産発酵バターを使ったお料理3品。
バターもたっぷり、旬もたっぷり詰め込んだお料理、皆さんに楽しんでいただけました。教室でバター特別割引価格でご提供もさせていただきましたので、きっとご自宅でもその味わいを楽しんでいただけていることと思います。
2021年7月のレッスン
7月のレッスンでは夏に美味しい食材を使って夏らしい魚介や野菜のお料理をご紹介しました。
テーブルも夏らしく!水色と黄色でまとめ、ひまわりを飾ることで夏らしく元気な感じにしました。
*Antipasto*
Cozze al vino bianco e pomodorini
~ムール貝とミニトマトの白ワイン蒸し~
イタリアの魚介料理に欠かせないムール貝。牡蠣の養殖が盛んな宮城では牡蠣棚にくっついてくる厄介者扱いだったムール貝も、今や定番食材。地元産の新鮮な物が簡単に手に入ります。
夏はキリッと冷えた白ワインが美味しい季節。そんな白ワインにぴったりなムール貝のお料理をご紹介しました。
ムール貝から出るおだしがオイルと白ワインとニンニクと混ざり合い最高に美味しいソースに。バゲットが止まりません!
最高に美味しいソースに仕上げるコツも、ムール貝の下処理も、しっかりお伝えしましたので、ご自宅でも美味しく召し上がっていただけるかと思います。
実は今回、前半のレッスンでは貝毒が出ていたようでムール貝がぴたりと店頭から姿を消していました。
レッスンが始まる直前までは毎日あったのですが・・・こればっかりは誰にもどうにもできず😢
で代役はホンビノス。
これまた食べ応えがあって旨みがたぷりな美味しい貝です。
作り方はムール貝と同様なので、違いのある下処理の方法をすべてのレッスンでどちらの貝でも作れるよう両方ご紹介しました。
どちらの貝もそれぞれの美味しさで甲乙つけがたいところ。
店頭から同時に両方なくなることはほとんどないと思うので、どちらでもお作りいただけるようになりました。
*Primo*
Pasta fredda con crema formaggio e pomodorini
~チーズトマトクリームの冷製パスタ~
実はイタリアではあまり多くない冷製パスタですが、今年の夏は暑いので簡単に作れて食べやすいソースでご紹介しました。
クリームソースのベースとなるのはカッテージチーズ。スーパーでも簡単に手に入る上に脂肪分が少なくコクがあるのに軽やかに食べられるので、今回はリコッタやクリームチーズではなくカッテージチーズを選びました。
旬のミニトマトは味も甘さも濃く、具材だけでなくソースにも加えることでさっぱりなカッテージチーズにコクと、可愛らしいピンクの色あいもプラスしてくれます。全部で3種類のチーズ、具材にもフレッシュなミニトマトやオリーブ、バジリコやレモンの皮を加えることでコクや旨みだけでなくさっぱりと爽やかさも加わって夏にぴったりのパスタになりました。
*Secondo*
Alici ripiene
~イワシのパン粉はさみ揚げ~
今が旬のイワシは身も大きく脂も乗っていて美味しので久しぶりにイワシのお料理を。
今回は間に美味しいパン粉を挟んで揚げる南イタリアの定番家庭料理。
地方やマンマの個性でいろいろなバリエーションがあるのですが、今回は中身には生パン粉、衣にはセモリナ粉を付けるバージョンでご紹介しました。
中身のパン粉はパセリやニンニク、チーズのうま味たっぷり。
セモリナ粉の衣はカリッと軽やかに仕上がり、キツネ色にこんがり揚げ焼きしてレモンをぎゅっと絞ればイワシの美味しさ倍増です。
これまたキリッと冷えた白ワインにぴったり夏にたくさん食べていただきたいお料理です。
*Dolce*
Due strati di gelatine,latte al menta e vino bianco
今月もコロナ対策の会食時間短縮の為、ドルチェはお持ち帰り。
ミルクミントと白ワインの2層をゼリーをお出ししました。
夏には冷たくちゅるんとしたのど越しが美味しいゼリー。
ミルクゼリーにもミントを加え爽やかさを、上には砕いた白ワインのゼリーを重ね見た目もお味も夏に美味しいゼリーとなりました。
ひまわりは大好きなお花の1つ。
毎年7月にはひまわりを飾ります。
メニューもテーブルと同じ水色と黄色で。
ウェルカムティーにはさっぱりとして赤い色が美しい水出しのハーブティーを冷やしてお出ししました。
2021年6月のレッスン
6月のレッスンでは初夏に美味しいお料理をご紹介しました。
前菜とパスタがトマトソースなので、テーブルも赤を基調にカジュアルな雰囲気に、お花は季節の紫陽花を飾りました。
*Antipasto*
Peperonata alla Piemontese
~ピエモンテ風ペペロナータ~
ペペロナータとはパプリカの蒸し煮のこと。イタリアを代表する夏野菜の1つのパプリカ、実は日本の生産量1位は宮城県なんです。
今ごろから夏に掛けて、旬を迎えて季節ならではの美味しさに夏らしい
ビタミンカラー✨
味も見た目もこれからの季節にぴったりです。
パプリカと玉ねぎの事前の甘さがトマトやケッパーのコクに加わり止まらなくなる美味しさです。
*Primo*
Linguine al ragu di verdure
~野菜のラグーのリングイネ~
リングイネに野菜だけのラグーソースを合わせます。
野菜からの旨みや甘みと、トマト缶のコクや酸味が野菜だけとは思えない丸でお肉が入っているようなコク深い味わいに。そのためには野菜の甘みや旨みを最大限に引き出さなくてはなりませんが、コツをしっかりお伝えしました。
今回はいろいろなお料理に使いまわせるように1番シンプルでベーシックなタイプをご紹介。工夫次第で無限大にアレンジしていただけますが、代表的なアレンジ方法もたくさんご紹介しました。ご自宅でもいろいろお楽しみいただけると思います。
*Secondo*
”Sigarette” Involtini di maiale
~タバコの形をした豚肉の香りパン粉巻き~
ナポリのマンマから習ったお料理。
豚ロースのスライスでレモンやパセリの香り豊かなパン粉を巻きこみ、シガレッテ、タバコの形にしてオーブンで焼き上げます。
豚のスライスはオーブンで焼くとパサつきがちですが、しっとり柔らかく仕上げるポイントもご紹介しました。
何より丸めて耐熱皿に並べてオーブンで焼くだけなのでとっても簡単!
レモンの香りが爽やかなので、これからの季節にも美味しいお料理です。
*Dolce*
Muffine al Te Earl Grey
~アールグレイのマフィン~
今月はアールグレイの香りが爽やかなマフィンをお持ち帰りいただきました。
バターがしっとりなマフィンです。
ビタミンカラーのお料理が映えるテーブルです。
お花は旬の紫陽花を。
我が家の周りの紫陽花も日に日に花の色が濃くなって来ています。
今月のメニュー。
ウェルカムティーにはドルチェに合わせてアールグレイをお出ししました。
2021年5月のレッスン
5月のレッスンでは旬を使った青い豆を使ったお料理2品と、これからの季節にさっぱり美味しい鶏肉のオーブン焼きをご紹介しました。
新しい会場の窓一面に広がる瑞々しい新緑の緑と季節の青いお豆たち。
テーブルも若草色で統一しました。
*Antipasto*
Fave,piselli e fagiolini stufati
~3種類の青い豆の蒸し煮~
旬を迎えたソラマメ、グリーンピース、間もなく旬を迎えるサヤインゲンを同じく旬の新玉ねぎと一緒に蒸し煮に。
煮えにくい順にお豆をフライパンに投入していくだけなのですが、それぞれのお豆が持つ甘み、旨み、香り、食感すべてが組み合わさりギュギュっと濃いいお味に。青い豆に相性抜群のミントを加え、最後にぎゅとレモンをひと絞り、青い香りのとびきりフレッシュなオリーブオイルをタラリと回し掛け、上にはソラマメには欠かせないペコリーノをスライス。
お豆の旨みたっぷりで味わい深く、でも爽やか。
今の季節に最高な一品です。
*Primo*
Pasta con piselli e pancetta
~グリーンピースとパンチェッタのパスタ~
パスタにはグリーンピースとパンチェッタ、今の季節の定番パスタの1つ。
グリーンピースのサヤから煮出すお出汁を使ってパスタを茹で、フライパンのオイルと乳化させるのもサヤのお出汁。
具材のグリーンピースそのものだけではなく、パスタからもソースからもグリーンピースの香りが。
サヤが手に入るのは旬だけの期間限定。とは言えなかなかサヤ付では売っていないので、今回は福島の農家さんから直接仕入れていただきました。
プチっとした食感と甘みと青い豆の香り。パンチェッタのまったりとしたコクにぴったり!仕上げにはもちろん青い香りのオリーブオイルを。
グリーンピースってこんなに美味しかったんですね!というお声をたくさんいただくことができました。
*Secondo*
Cosce di pollo ai limone e capperi
~鶏肉のオーブン焼き レモンとケッパーの香り~
久しぶりに鶏肉のお料理のご紹介です。今回はドラムスティックをレモンとケッパーの香り豊かにオーブン焼きにします。
鶏肉は柔らかくジューシーで、ケッパーの塩味とコクや香りに爽やかなレモンとローズマリーの香りが合わさって、簡単なのにびっくりな美味しさ。
これからの季節キリリと冷やした白ワインや泡に最高に合います。
この夏たくさん楽しんでいただきたいお料理です。
*Dolce*
Panna cotta al Tè MATCHA
~抹茶のパンナコッタ~
今月はドルチェも若草色。
この時期定番の抹茶のパンナコッタをお持ち帰りいただきました。
毎年大人気のドルチェです。
ソラマメ、グリーンピース、サヤエンドウ。
グリーンピースはサヤ付きです。
日本ではなかなかサヤ付きグリーンピースが売っていないのでとても残念。
立派なソラマメには大きな豆がぎっしり入っていました。
今月は窓の外もテーブルも新緑の若草色でまとめました。
テーブルクロスに水色が入っているので、セコンドのお皿は紺、その他は白ですっきりと。
アンティ用のレモンの大皿がアクセントです。
お花も瑞々しく艶やかなグリーンベースで。
今月のメニュー
ウェルカムティーにはちょうどバラの季節でもあるのでお花ではありませんがローズヒップティーをお出ししました。
2021年3月のレッスン
3月のレッスンでは『春の魚料理』として旬のお野菜や魚を使って春らしい味、香り、彩りのお料理3品をご紹介しました。
テーブルはレモン色と水色で春らしく、明るく。
お花は桜を飾ってテーブルにも春を呼び込みました。
*Antipasto*
Plumcake salato al salmone affumicato e piselli
~スモークサーモンとグリーンピースのケークサレ~
イタリアではパウンドケーキ全般をプラムケーキと呼ぶのですが、今回はスモークサーモンとグリーンピースを使ってお料理ケーキをご紹介。
もともとイタリアのお料理ケーキと言えばトルタサラータ、塩味タルトが定番ですがパウンドにすれば混ぜて焼くだけ!ご自宅でも気軽に作っていただけるので今回はパウンドバージョンで。
簡単ですが味は本格的。サーモンとグリーンピースの他にも2種類のイタリアチーズやピスタチオなど具がたっぷりでしっとりサクサクの仕上がりです。
サーモンのピンクとグリーンピースのグリーンの色あいがなんとも春らしいケークサレ。具材を変えれば1年中ご自宅でカフェの様なケークサレを楽しんでいただけます。
*Primo*
Pasta con salmone fresca,asparagi e panna
~サーモンとアスパラガスのクリームパスタ~
プリモでは生鮭と旬のアスパラガスを使ってクリームソースのパスタに。
今が旬を迎えた桜鱒を使った春のパスタ。今回はファルファッレを使ってより春らしく。
材料も作り方もとてもシンプル。
旬のアスパラガスは太くてしっかりとした存在感があるのに柔らかく味も香りも濃厚。その美味しさを余すことなく使うほんの小さな工夫をプラスすることでチーズも入っていないのに驚くほどコクと旨みがたっぷり。
皆さんにも大好評でした。
鮭はこの後も1年中いろいろな種類が順繰り旬を迎えてきますので、その時の旬野菜を合わせれば1年中旬のパスタとして楽しめます。
簡単なのにリッチな味わいのこのパスタ、ぜひお家パスタの定番に加えていただきたいです。
*Secondo*
Pesce spada in padella al timo e limone con verdure primaverile
~カジキのソテータイムとレモンの香り春野菜添え~
宮城のカジキはまだまだ脂乗りがよく美味しいので、今回は春野菜と合わせ春のお料理としてご紹介しました。
ソテーしても柔らかくジューシーなカジキのしっかりとしたコクと味わいに、さっぱりとしたレモンとタイムの香りがピッタリ!
ただ焼くだけ(笑)なのにびっくりするほど美味しいんです。
ソースはそのまま野菜のドレッシングにも。今回は春キャベツとスナップエンドウ。春野菜の瑞々しい甘さがまたよく合います。
このお料理はカジキ以外にもいろいろなお魚でつくれますので、それぞれの季節に合うお魚もしっかりご紹介しましたので1年中楽しんでいただけるはずです。
*Dolce*
Tiramisu alle fragole
~イチゴのティラミス~
イチゴが美味しい季節です。
今月もお持ち帰りのドルチェにはイチゴのティラミスを。
イタリアのマンマに習ったレシピにちょっと工夫を凝らしてさらに香り
豊かに、ちょっと大人の味に仕上げました。
マスカルポーネクリームはイチゴに合わせるのでよりミルキーになるようにして、思いっきりイチゴを楽しめるティラミスになりました。
一足早くテーブルには桜の花を。
この後たくさん咲いて満開になりました。
今月のメニュー。
ウェルカムティーにも春らしくカモミールティーをお出ししました。
2021年1月のレッスン
1月のレッスンでは冬が旬の野菜、ブロッコリーとトレビスを使ったり、寒い日い美味しいコックリとした味わいの冬のお料理を3品ご紹介しました。
テーブルは年初めのレッスンなのでピンクと水色で明るい雰囲気に仕上げました。
*Antipasto*
Polpette di broccoli
~ブロッコリーのポルペッテ~
ブロッコリーを柔らかく茹でてつぶしてからポルペッテ(お団子)にして揚げる、アペリティーボ(食前酒
)の時の1口サイズのおつまみ。
中からはチーズもトロリと溶けだします。
ブロッコリーの味と香りがしっかりとするのはさすがイタリア料理。
揚げ物でも軽やかで止まらなくなる美味しさです。もちろん泡やビールにぴったり!
揚げる時にバラバラ分解になるのが難関ですが、そうならないためのいくつかのポイントもしっかりお伝えしましたので、きっとご自宅でもキレイに仕上げていただけると思います。
*Primo*
Pasta con radicchio e salsicca
~トレビスとサルシッチャのパスタ~
イタリアではヴェネチアが州都のヴェネト州の特産品としても有名なトレビス。
チコリの仲間なのでその苦みと美しいワイン色が特徴の冬が旬の野菜です。
イタリアでは冬になると様々な形のトレビス(総称はラディッキオ)がいろいろなお料理になって登場します。
今回はサルシッチャ(生ソーセージ)と合わせてパスタに。
サルシッチャはソーセージとしてだけではなく、皮から中のお肉を取り出してコクと旨みたっぷりの超粗挽きの豚ひき肉としてお料理に使われることが多いのですが、今回はサルシッチャと同じ食感になる超粗挽きの豚ひき肉を使って作りました。普通のひき肉では得られないうま味と食感でまるでサルシッチャの様です。
トレビスの苦みと豚肉のコク、たっぷり入れるチーズのまろやかさが絶妙に合わさり、簡単なのにとっても美味しく仕上がります。トレビスの色も美しいほろ苦大人の冬パスタです。
*Secondo*
Polpette di carne alla crema
~クリームソースのポルペッテ~
セコンドはお肉のポルペッテ、ミートボールです。
今まで何度かポルペッテはご紹介していますが、今回のは北イタリア風。スパイスの効いたブロード(出汁)で煮て、レモンやケッパーの入ったコクがあるのに爽やかな味と酸味のクリームソースを掛けていただきます。
このソースが絶品!ものすごく濃厚そうに見えるのですが、食べてみると全くクドくなく、むしろレモンやケッパーの効果で爽やかなんです。
硬くなりがちなポルペッテもしっとりと柔らかに仕上げます。
このソースポルペッテ以外にもいろいろな物にあうのんで応用したお料理や、ポルペッテを煮たブロードの使い道などもご紹介。
1つのレシピからいくつものお料理が作れる優秀レシピです。
*Dolce*
Torta di frutta secca
~ナッツぎっしりのバターケーキ~
ドルチェは今月もお持ち帰り。
5種類のナッツがぎっしり入ったバターケーキを作りました。
自分用にもよく作る大好きなケーキです。
マグリット型でかわいく焼きました。
お花は季節のお花スイートピーを。
テーブルに合わせてピンクや紫のお花で。
年明け早々コロナ拡大で沈みがちな気持ちを上げてくれる明るく春らしいテーブルに。
今月のメニュー。
ウェルカムティーには久しぶりに定番アールグレーをお出ししました。
12月のレッスン
クリスマスレッスン
お持ち帰り用
ワインの代わりにクランベリージュースを
ドイツのクリスマスマルクトで集めたグリューワイン(ホットワイン)が入っていたマグカップでウェルカムティーを使って甘い香りが美味しいキャラメルティーで温まっていただきました。
メニューもテーブルに合わせて黒とシルバーの文字で。
11月のレッスン
秋冬の魚介料理
お持ち帰り用
テーブルに合わせ中心がラベンダー色のアザミと白いお花で
ずっとほしかったラベンダー色のクロス。
チャージャープレート、生徒さんにも大人気でした
ウェルカムドリンクには、蜂蜜とバニラの香りが加わったカモミールティーをお出ししました。
10月のレッスン
秋のお料理
10月のレッスンはカボチャやキノコなど旬の食材を使って、コクや旨みたっぷりのお料理3品をご紹介しました。
*Antipasto*
Fagottini di pasta fillo con zucca e fontina alla salvia
~セージの香りのカボチャとフォンティーナチーズを包んだパスタフィッロのオーブン焼き~
10月と言えばカボチャ!
今回は紙の様な極薄の板状パスタ、パスタフィッロで包んだオーブン焼きをご紹介しました。
甘いカボチャとコントラストが際立つ独特の香りとコクを持つ北イタリアのチーズ、フォンティーナを合わせ相性ピッタリのセージの香りを乗せパスタフィッロで包みます。日本でパスタフィッロは手に入りませんので身近なあの食材で代用。同じような焼きあがり、食感になるようにレシピを工夫しました。
周りにはこれまた相性のいいナッツを散らし可愛く仕上げたので、中身のカボチャも見た目もハロウィーンのテーブルにぴったりです。
*Primo*
Spaghetti con funghi,pancetta e panna
~キノコとパンチェッタのクリームソーススパゲッティ~
旬のキノコをふんだんに使ったパスタ。
日本でも定番のソースですが、この時期やっぱり美味しい!
キノコをべったりさせず香り豊かに炒めるポイントもしっかりお伝えしました。
今回のレッスンでは特別にフィレンツェで購入してきたイタリア産ドライポルチーニも入れて、さらに香りとコクをUP✨
最高に贅沢で美味しいスパゲッティをご堪能いただきました。
Secondo*
Involtini siciliani
~シチリア風豚肉のインヴォルティーニ~
インヴォルティーニとはくるりと巻いて仕上げるお料理のこと。
シチリアのお肉のインヴォルティーニはさらに串に刺して焼き上げるのが特徴です。一口にシチリアと言っても広大な面積のシチリアでは同じお料理でもそれぞれの街や地域で食材や調理法が違うことが多いのですが、インヴォルティーニもその1つ。
お肉で巻く中身が街によって違います。
今回ご紹介したのは一番メジャーで伝統的なタイプ。
パン粉をベースにシチリアらしくレーズンや松の実、カチョカヴァッロ、コクや旨みをプラスする生ハムなどを豚肉で巻いています。
外側にもパン粉を付け赤玉ねぎとローリエで挟んで串に刺してオーブン焼きに。お肉と相性のいいローリエがいい香りで中からはチーズがトロリと溶けだし、いろんな味が美味しく楽しいお料理です。
オーブンで焼くのも簡単で嬉しいですね!
*Dolce*
Madeleine al Tiramisù
~ティラミス味のマドレーヌ~
今月もドルチェはお持ち帰り。
手軽にお持ち帰りいただけるコーヒーの香りが芳ばしいティラミス味のマドレーヌを。
牛乳やバニラエッセンスでクリーミーなコクを、マルサラ酒でイタリアの香りを加えてティラミスっぽい味に仕上げました。
感染防止用のパーテーションも設置しました。
メニューもテーブルに合わせ秋色で
ハロウィーンで飾り付け。
9月のレッスン
夏から秋へ ナスと太刀魚を使ったお料理
お持ち帰り用容器に入れてお作りしました。
濃淡のブルーと紫でナス色で
秋のお花吾亦紅
秋らしさを加えました。
8月のレッスン
I piatti estivi
夏のお料理
8月のレッスンは夏のお料理。
ハーブやレモンをたっぷり使って味も香りも爽やかで、ことさら暑い今年の夏でもモリモリ食べられます。
ガスも最低限しか使わないので調理も夏向きな3品です。
テーブルはセコンドとドルチェに合わせてレモンで。
トスカーナで買ってきたクロスはレモン柄ながら落ち着いた色合いとリアルで美しい絵柄がシックな雰囲気を出すことができるお気に入り。
挿し色に濃淡の青をところどころに散りばめ、お花は小さい花を付ける品種のヒマワリを飾り夏らしいテーブルに仕上げました。
*Antipasto*
Carpaccio di zucchine alla
menta
~ミントの香りのズッキーニのカルパッチョ~
日本ではなかなか生で食べることのないズッキーニですが、イタリアでは生でも食べるお野菜の1つ。
今回は薄くスライスした生のズッキーニをミントの香りとビネガーがとっても爽やかなマリネをご紹介。
適度に和らなくなったズッキーニは生でも違和感なく、さっぱりとしているので抱えて食べられる美味しさ(笑)
皆さん生のズッキーニ初体験でしたが、大好評で早速作りましたレポートがたくさん届きました。
*Primo*
Pomodoro ripieno di
riso
~リゾットを詰めたトマトのオーブン焼き~
丸ごとトマトを使った夏らしいお料理。
くり抜いたトマトの中身をジュースにしてリゾットを炊き上げます。
ちょっとの工夫を重ねて、手軽に日本米で普通に炊いてもアルデンテのリゾットになるようにレシピを工夫。
焼いたトマトの酸味と甘み、バジリコの豊かな香り、中からとろけだすカチョカヴァッロ。文字で書いても美味しさが伝わるのではないでしょうか(笑)
簡単アレンジレシピなのに本格的な夏のイタリア料理です。
*Secondo*
Polpette con foglie di
limone
~レモンの葉に乗せたイタリア風ミートボール~
レモンの特産地シチリアの家庭料理。
シチリアではお庭からレモンの葉を摘んでお料理に使いますが、さすがに日本で簡単に手に入るものではないので簡単に手に入る柑橘の葉を代用にしてレシピをアレンジ。
シチリアと同じく爽やかにレモンの香るポルペッテになりました。
レモンが爽やかですが、そこはイタリア料理、中にはしっかりコクや旨みが加わる食材も入っていますよ。
捏ねて丸めてオーブンで焼くだけの超簡単料理ながら、爽やかに食べられる美味しい夏の肉料理です。
*Dolce*
Torta di
limone
~レモンバターケーキ~
コロナ対策で会食時間短縮のため、ドルチェはお持ち帰りとさせていただいたので、時間が経っても美味しく常温で簡単に持ち歩けるバターケーキを焼きました。セコンドと合わせてこちらにもレモンを。可愛らしくお花の形で焼き上げました。
今月はお料理に合わせてテーブルもレモン尽くし。
お皿とナプキンも。
お花は小さな花を付ける品種のひまわりで季節感を。
メニューはテーブルに合わせてレモン色と青で。
ウェルカムティーには冷たい水出し緑茶をお出ししました。
3月のレッスン
I piatti con frutti di mare primaverili
春の魚介料理
3月はコロナウィルスの状況を見ながらの不安で厳しい状況下でレッスンがスタートしました。
コートを玄関で脱いでいただく⇒洗面台へ直行⇒石鹸での手洗いとアルコール消毒⇒全員食事時以外のマスク着用⇒家の南北の窓を開け常に換気⇒マメな手洗い⇒テーブルに着く人数を減らし間隔をあける⇒レッスンが終わってからあちこちのアルコール消毒
などなど、出来うる限りの対策をしての実施でしたが、残念ながら最後3回のレッスンは感染拡大を考慮し、延期とさせていただきました。
ということで、テーブルはいつもと向きを変え着座の人数を減らしました。
クロスは春らしいピンク。フィレンツェの市場で家具用の布を購入して来て作った物でヨーロッパらしい美しい模様が入っています。桜の花と水色のお皿を合わせ春らしい淡い色合いでまとめました。
*Antipasto*
Frittata di bianchetti e piselli
~白魚とグリーンピースのイタリア風オムレツ~
イワシがたくさん獲れるイタリアでも春になると海沿いの地域では生のしらすを食べることができます。
今回ご紹介するのはリグーリア州の郷土料理、しらすを使ったイタリア風のオムレツ。
同じく旬を迎えているグリーンピースを加え、彩りと食感よく!
実は仙台湾はしらすの北限と言われていて獲れるのですが、季節はもう少し先・・・。なので今回は全く別の魚ではありますが、東北で今旬を迎えている白魚を使ってご紹介しました。
和食でも白魚は卵とじにするように、卵との相性は抜群ですから。
イタリア風のオムレツはフライパンの形に焼き上げます。
パルミジャーノが入っているので、優しい味わいながらコクも。
グリーンピースをシワなくプチンと食感よく仕上げるコツもご紹介。
上手にひっくり返すコツ、中までちゃんと焼けた合図など、しっかりお伝えしましたので、あとは難しいことなくふんわりしたオムレツに仕上がります。
とことん春らしさ溢れるお料理です。
*Primo*
Spaghetti con le cozze
~ムール貝のスパゲッティ~
牡蠣棚にくっつく厄介者?のムール貝、今では宮城県の特産品ともなっています。牡蠣と一緒に上がるので宮城では牡蠣と同じ時期が旬となっていますが、真冬の物より今ぐらいの方が身が大きく立派になってくるので、牡蠣のシーズン最終番の今ぐらいのムール貝が一番食べ応えがあるので、今月のレッスンでご紹介しました。
海沿いであればイタリア全国で食べることができる大定番のムール貝のパスタ。ムール貝からあふれ出るうま味たっぷりの出汁を余すことなく食べ尽す!美味しくないはずないですよね。
でも本当に美味しく、イタリアの味に仕上げるには大切な大切なポイントがあります。そのポイントもしっかりとお伝えしたので、ご自宅がイタリアの海辺のトラットリアに大変身です(笑)
*Secondo*
Pagro al forno con patate novelle,cipolle novelle e olive nere
~真鯛のオーブン焼き
新玉ねぎ、新ジャガイモと黒オリーブと一緒に~
旬を迎えた真鯛に、同じく今が旬の新玉ねぎと新ジャガイモを使った最旬のお料理です。
オーバルの大皿からはみ出す大きさの真鯛を尾頭付きで贅沢に✨
ハーブやレモンだけでなく、新玉ねぎと新ジャガイモも合わせてオーブンで焼くのでさっぱりとした鯛の身が香りよく、さらに鯛の旨みを吸い込んだ新じゃがと新玉ねぎの美味しいこと!!!
本当に簡単なのに、豪華に仕上がるのも嬉しいところ。お客様のおもてなし料理としてもオススメの美味しさと存在感のお料理です。
*Dolce*
Panna cotta di MATCHA al fiori di chiliegio
~抹茶のパンナコッタ 桜の香り~
春の定番ドルチェ、抹茶のパンナコッタに桜の塩漬けを乗せて今の季節にぴったりなドルチェに仕上げました。
絶妙な柔らかさに仕上げたパンナコッタは抹茶の香りが濃厚で、桜の塩漬けともよく合います。
春の抹茶、秋のほうじ茶ともに大人気のパンナコッタです。
今年は仙台の桜も早く、ちょうどレッスンが始まるころに咲き始めました。テーブルの桜も回を追うごとに花が開花して美しく彩ってくれました。
メニューはテーブルと合わせピンクと水色で春らしく。
ウェルカムティーには、テーブルと季節に合わせ桜の香りの紅茶をお出ししました。
大変な状況のレッスンとなりましたが、みなさんのご協力のお陰で半分以上は開催できただけでもありがたいことでした。
延期になってしまったのは残念でしたが、落ち着いたら改めて開催いたします。
一日も早い終息を願いつつ・・・。
2月のレッスン
I piatti invernale
~冬の料理~
1年で1番寒い1か月。
冬の食材を使って体がぽかぽか温まる冬らしいお料理を3品ご紹介しました。
テーブルは濃淡の青でピンと張りつめた冬の朝の透明な空気感を、白で雪を表してみました。
もこもこした白いバラは雪に見立てて。
*Zuppa*
Vellutata di radicchio
~トレビスのクリームスープ~
ヴェネチアのあるヴェネト州の冬の郷土野菜、ラディッキオ。
赤チコリの総称で、日本でもおなじみのトレビスは赤チコリ、ラディッキオの1つです。
濃いワイン色と白のコントラストが
美しい見た目に反して、食べるととても苦いのが特徴の冬野菜。
特産のヴェネト州ではラディッキオを使ったお料理がたくさんありますが、今回はクリームスープをご紹介しました。
合わせるのはポロネギ。
ヨーロッパの長ネギですが、生のままだと水分が少なくぎしっと詰まって硬いのですが、火を通すとトロリと柔らかくとても甘くなります。
日本の長ネギよりはむしろ玉ねぎの様な甘みでエグミや辛味はありません。
なのでクリームスープにするのにとて向いている、これまた冬の野菜。
宮城では生産量が多く真冬になると市場で普通に売られています。
そんなポロネギや玉ねぎの甘さ、生クリームや牛乳のクリーミーなコクと甘さに、トレビスのほのかな苦みがいいアクセントに。大人の味のクリームスープです。色も薄紫の美しい色で仕上がり、何といっても日本では珍しいトレビスのポタージュ。みなさんにとても喜んでいただけました。
*Pasta*
Penne al gorgonzola
~ゴルゴンゾーラのペンネ~
日本でもお馴染みのパスタですね。
ゴルゴンゾーラはイタリアの青かび系のチーズ。基本的には溶かすだけ・・・なのですが、それだとパスタというよりただゴルゴンゾーラ食べているような感じになるので、もう少し手を加えてさらに香りよく仕上げました。
ソースの濃度もコクはしっかりゴルゴンゾーラの香りもしっかり、なのにくどくない、日本人にはちょうどいい仕上がりで、ゴルゴンゾーラがあまり得意でない方にも、とっても大好き!という方にも美味しい✨と喜んでいただきました。
*Secondo*
Polpette al sugo
~ポルペッテのトマトソース煮~
イタリアの冬の定番家庭料理の1つ。ポルペッテとはイタリア版ミートボールのこと。
ハンバーグと違い玉ねぎが入らないので軽やかで、でもパルミジャーノやパセリでコクはしっかり。
煮込んでも硬くパサつかず、ふんわりジューシーに仕上がるようにレシピを工夫。トマトソースの爽やかな酸味とコクとがちょうどいいバランスで、フライパン1つでできる手軽さなのにしっかりと美味しく仕上がります。
お子さんから大人までみんな大好きなお味。
冷めても美味しいのでお弁当や、次の日にはパスタソースとしても活躍するお料理です。
*Dolce*
Torta di cioccolato e noci
~チョコチップとくるみのパウンドケーキ~
2月はヴァレンタイン!
毎年チョコレートを使ったドルチェをお出ししていますが、今年はチョコチップとくるみの入ったパウンドケーキにしました。
甘さは控えめながら、バターを多めに使ってしっとりとしたケーキに仕上げました。
チョコレートの甘さと香り、くるみの芳ばしさがいいアクセント。
定番の組み合わせだけどやっぱり
美味しい!
とっても簡単なので、レッスンが終ってからも何度も焼いてしまった危険なケーキ(笑)です。
お花は白いもこもこが可愛らしいバラをメインに、白で統一して雪を表現しました。
メニューはスープボウルと同じターコイズブルーとシルバーの文字を使ってテーブルと合わせました。
ターコイズブルーのスープボウルはたち吉の。
美しい色と1皿づつ違う日本の花が書いてある、その佇まいが大好きなお皿です。
濃紺のIKEAのディーナー皿と共に、今回のテーブルのテーマを美しく表現できたと思います。
ウェルカムティーにはヴァレンタインらしくキャラメルホワイトチョコの甘い香りがおいしい紅茶をお出ししました。
1月のレッスン
I piatti di frutti di mare invernale
~冬の魚介料理~
2020年最初のレッスンは、宮城の冬の美味しい魚介を使ったお料理。
宮城ならではの美味しい魚介類を使ったお料理はもちろん絶品です✨
テーブルは新年なので赤をベースに華やかに。
クロスは前回イタリアで買ってきた物ですが、とってもお気に入りの色と模様です。
*Antipasto*
Cozze gratinate
~ムール貝のパン粉焼き~
牡蠣棚にくっつく厄介者と嫌われていたムール貝ですが、今では宮城の特産品の1つとも言えます。
牡蠣のシーズンになると新鮮な生のムール貝が簡単に手に入るのは宮城ならでは。
イタリア料理では欠かせない大切な食材の1つでさまざまなお料理がありますが、今回は1番シンプルでメジャーなお料理、パン粉焼きをご紹介しました。
ニンニク、パルミジャーノ、イタリアンパセリなどなど、香りとコクの食材が混ざったパン粉がカリっと香ばしく、ぶりんとしたムール貝の旨みとよく合います。
白ワインに最高な前菜!気分はすっかりイタリアの海辺のトラットリアです(笑)
*Primo*
Spaghetti con pesce spada
~カジキのスパゲッティ~
宮城のカジキは世界一✨
特に冬の脂がたっぷり乗ったかじきはホロリと柔らかいのにコクと旨みが半端ない!
そんな冬のカジキをシンプルにオイルベースのスパゲッティに。
シチリアで習ったアンチョビとパン粉のパスタを生のカジキでアレンジしました。旨みたっぷりのパスタの上に掛かるのはカリっと炒ったパン粉。
芳ばしいパン粉が本当にいいアクセントになってさらに美味しくなります!
簡単なのに極上なパスタです。
*Secondo*
Rana pescatrice in padella
~アンコウのソテー肝の入った白ワインバターソース~
1年で1番寒きこの季節、宮城でもアンコウがたくさん水揚げされ店頭に並びます。
実はアンコウ、イタリアでも食べられるお魚です。
宮城ではほとんど鍋として食べられますが、せっかくなのでイタリア料理としてもいただきましょう!
今回使ったのは半身の塊。
美しいピンク色の身は、グロテスクな外見に反してさっぱりとしていて、ぶりんぶりんとした食感が特徴です。
今回はパンチェッタを巻き、ソースにあん肝とバターを使うことでコクをプラス、白ワインで香り豊かに仕上げました。
この時期が旬の芽キャベツを散らし、彩りよく。
鍋以外ではあまり登場することのないアンコウですが、手軽に簡単にいつもと違うお料理に大変身。
せっかく手軽に手に入る冬らしい食材なので、ご自宅でもぜひイタリアンで!
*Dolce*
Pane gratinate
~フレンチトースト~
分厚く切ったフレンチトーストはちょっとの工夫で中までしっかりと味が染み、中はふんわり、外はカリッと、まるでパンケーキの様です。
シナモンシュガーを掛けて香りよく!
今まで食べたのと全然違う✨と喜んでいただけました。
- ウェルカムティーには暖かい季節に嬉しい甘いクレームブリュレの香りの紅茶をお出ししました。