*イタリア家庭料理レッスン*

2016年

≪2016年12月≫

~I piatti natalizi~

クリスマスのお料理

今年もクリスマスレッスンの季節です。

クリスマスをお祝いしていただくのにピッタリな華やかで赤ワインともとても相性のいいお料理を揃えました。

テーブルもクリスマスのコーディネート。
今年は白×ゴールドでヨーロッパらしいテーブルになりました。

 

*Antipasto*

Spuma di fegatini di pollo con pure di pere

~鶏レバーのパテ 洋ナシのピュレ添え~

鶏レバーをバター、ハーブ、洋酒などと合わせてパテに。

このレバー、臭みがなくレバーの旨みとコクだけを楽しむことができ本当に美味しいんです。そして上に掛ける洋ナシのピュレ、爽やかな香りと甘さがレバーのコクとよく合います。

レバーの臭みを取る下処理もしっかりお伝えしましたので、ご自宅でもレストランの様な本格鶏レバーのパテを楽しんでいただけると思います。

 

*Primo*

Risotto al Nebbiolo

~赤ワインネッビオーロのリゾット~

バローロやバルバレスコで有名なピエモンテの土着品種のブドウ、ネッビオーロでお米を煮るリゾット。

お米を煮る水分は100%ワイン!そのため赤ワインの色で美しく仕上がり、濃厚なワインの味と香りの大人リゾット。

クリスマスのテーブルにもぴったりです。

今回はNebbiolo d'Alba(DOC)で作りました。

 

*Secondo*
Filetto di maiale farcito alle prugne e uve salsa di noci al marsala

~プルーンとブドウを詰めた豚ヒレ肉 クルミのソースマルサラ酒の香り~

ヨーロッパではお肉とフルーツの組み合わせは定番!
今回は豚ヒレ肉にプルーンやブドウを詰め、マルサラ酒で香りを付けたクルミのソース。
甘くてジューシーなプルーンとブドウ、香りのいいマルサラ酒と芳ばしいクルミ、相性のいい食材がぎゅっと組み合わさって、濃厚なお味に仕上がります。マルサラの香りが豊かなソースは赤ワインにもぴったり。
美しいルビー色のざくろを散らして、クリスマス感Upな盛り付けにしました。

 

*Dolce*

Pera alla Monferrine
~洋ナシの赤ワイン煮 モンフェッラート風~

数種類のスパイスやドライフルーツを入れた赤ワインで洋ナシを丸ごとオーブンで焼き上げる、ピエモンテのドルチェをお出ししました。

美しいワイン色でドルチェもクリスマスのテーブルにぴったりです。

仙台ではお隣山形県の洋ナシが本当に手軽に手に入るので、とても身近な果物の1つなんです。りんごと同じ感覚で洋ナシを食べることができるので、この時期は洋ナシを使ったドルチェがいろいろ楽しめます。

そのままでも十分美味しい洋ナシをさらに美味しく!

みなさんにも気に入っていただけたようで、熱心にメモを取られていました♪

 

12月はLa casa di "Cielo"の誕生月でもあります。

今年で4周年を迎え、来年は節目の5年目に突入です。

仙台では3回目のクリスマスレッスンとなりましたが、毎年参加される方が増え、知り合いがほとんどいないない中、不安だけで始まったお教室もこうして続けていくことができています。参加してくださっている方はもちろん、食材を揃えてくださる市場やオイルのインポーターの皆様、家族、友人たち、すべての方に感謝しています。

毎年12月のレッスンではクリスマスのお祝いと、誕生月のお祝いと、日頃の感謝を込めてワインをお付けしています。今年もイタリアのロゼのプロセッコで乾杯しました。

クリスマスのテーブルコーディネートは楽しみにしてくださっている方も多く、いつも以上に気合が入ります(笑)
今年は白×ゴールドでヨーロッパらしい大人の感じのテーブルになって私もとっても気に入りました。
夜はろうそくが灯って雰囲気がぐぐっと増します。

ゴールドの飾り皿はイタリアで買ってきた物で、毎年クリスマスの時だけ登場します。

とっても華やかになるのでお気に入りです。

メニューの文字はテーブルに合わせて茶色とグレーで。
メニューの隣のフエルトのクリスマスツリーは優しい温かい雰囲気でお気に入りです。

ドイツに住んでいる時に集めた、クリスマスマルクトのマグカップも12月だけの登場です。
ドイツの冬の風物詩、クリスマスマルクト。冬の夜、きんと張りつめた冷たい空気の中、美しく光るクリスマスマルクト。
アツアツのホットワインが入ったマグカップを握りしめ、ふぅふぅと冷ましながら飲んで体を温めつつお店を見て回るクリスマスマルクトはドイツの大切な想い出の1つです。

今年もたくさんの方にご参加いただけました。

生徒さんから習いたいお料理のリクエストをいただくことも多くなり、今年はリクエストから、『フレッシュトマトから作るベーシックなトマトソース』『ペスト・ジェノベーゼ』『ラグー・ボロネーゼ』というイタリア料理の中でも定番のソースを3種類をご紹介することもできました。

長く通ってくださっている方からは、なかなかマニアックな(笑)質問も飛び出すようになって、みなさんがイタリア料理に慣れ親しんでいただいていることが垣間見えて、すごく嬉しかったりします。

来年もまたみなさんに喜んで楽しんでいただけるレッスンができるように、私も楽しく頑張りたいと思っています。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

≪2016年11月≫

~I piatti di frutti di mare~

魚介を使った料理

これから年末年始に掛けては家族や友達などたくさんの人が集まってのお祝い、パーティーなど多くなる季節。
そんな時に使っていただけるような素材的にも見た目的にも華やかな魚介のお料理を揃えました。

お正月、お節料理に飽きてきたころガラッと雰囲気を変えてイタリアンでお祝いしていただくにもぴったりなお料理です。

テーブルはシックな色合いで秋を表現してみました。

お料理の説明の時にお出しする紅茶、今月はキャラメルショコラ。
寒くなると甘い香りの濃厚な紅茶が美味しくなりますよね~。

 

*Antipasto*
Carpaccio di pesce misto con salsa alla melagrana
~魚の紅白カルパッチョ ザクロのソース~

サーモンとタイのお刺身を紅白のカルパッチョにして、さらにザクロのルビー色が鮮やかな、お正月やパーティーにぴったりな美しいお料理。
カルパッチョはマンネリしやすいお料理ですが、ザクロの甘酸っぱいソースと散らした粒の食感と風味が今までとは違うカルパッチョにしてくれます。

 

*Primo*
Spaghetti con gamberi
~エビのスパゲッティ~

エビとトマトとニンニクしか使わないこのパスタ。
どれだけエビの甘さ、香り、コクを引き出すかがポイントになるのですが、余すところなく最後の最後までエキスを使いきるのでエビの旨みが最大限生かされたレシピです。
エビの甘く濃厚なソースが本当に美味しく、丸ごと使った有頭エビが豪華でお正の食卓にもぴったりです。

 

*Secondo*
Filetto di pesce al cartoccio su un letto di patate al pecorino

~魚のカルトッチョ ポテトとペコリーノとともに~

カルトッチョとは紙包み焼きのこと。今が旬の鰆。春が旬と思われがちですが、関東や東北では冬が旬で鮮度のいい立派な鰆が店頭に並んでいます。それをジャガイモ、ミニトマト、ペコリーノを合わせてカルトッチョに。包み焼きですのでお魚がふっくらと柔らかく仕上がり、野菜のうま味、ペコリーノのコクと香りが一体となって簡単ながらいつもと違ったお魚の美味しさを楽しめます。
カルトッチョにすると魚から水が出てべっちょりしてしまうことが多いのですが、そうならないコツもしっかりお伝え。
お皿の上で包みを開ける時のワクワク感はパーティーや家族揃っての食事にぴったり!
日頃イタリア料理を食べ慣れないお年寄りの方も食べやすい味ですので、ぜひお正月みなさんが集まった時に作っていただけたらと思います。

 

*Dolce*
Pane gratinati con marmellata di mele

~フレンチトースト 自家製リンゴジャム添え~

この秋作った紅玉のリンゴジャムを添えたフレンチトーストをお出ししました。
バゲットで作ったので、外はカリッ、中はふんわりな食感です。

 

今月はテーブルの色と季節に合わせてグレーの実ものを飾りました。

メニューはテーブルの色に合わせてこげ茶×グレーで。

≪2016年10月≫

~I piatti autunnale~

秋の料理

食欲の秋!
秋は美味しいものがいっぱいで嬉しい季節ですよね。
10月のレッスンでは秋に美味しいものをたくさん使ったお料理をご紹介しました。
テーブルは実りの秋をテーマに、ハロウィーンのアレンジを置いて季節感UP!

お料理の説明の時にお出しする紅茶、今月は季節に合わせてマロングラッセティーにしました。

 

*Antipasto*
Cipolline in agrodolce
~ぺコロスのアグロドルチェ~
最大の産地、北海道産が秋から冬に掛けて旬を迎えるぺコロス。甘味も香りも普通の玉ねぎより凝縮された美味しさがありますが、今回はシチリア風の甘酢煮をご紹介しました。
丸いぺコロスがなんともかわいく、トロッと柔らかく煮て増したぺコロスの甘味と、甘酢がよくマッチします。シチリアらしく松の実の芳ばしさとレーズンのコクが加わり、とっても簡単で美味しいイタリアの甘酢煮。
甘酢煮ですので傷みにくく、他のお料理との味のバランス的にもお節のお重の1品としてご提案もさせていただきました!

 

*Primo*
Tagliatelle ai funghi MAITAKE
~舞茸のタリアテッレ~

秋のイタリアと言えばポルチーニ、ですが、日本にだって香りと食感のいい舞茸があります!
東北は春の山菜、秋のキノコの宝庫!季節になると見たことのない種類がたくさん並ぶので最初は驚いたものです。
 香りのキノコの代表の舞茸の中でもことさら香りと食感のいい原木舞茸。仙台では今の季節、りっぱな株がどこでも簡単に手に入るので、今回は日本の秋の味をパスタにしてご紹介しました。

東北のノンナ(おばあちゃん)の裏技を駆使すると、香りも食感も格段にアップし主役級の存在感に。みなさんもびっくりするぐらい香りが強くなり、パスタにすればポルチーニにも負けない美味しさです。
ノンナの裏技はとっても簡単ですが、これをするのとしないのとでは大違い。

みなさんにもしっかりお伝えしました。

原木舞茸は初霜が下りるまでの期間限定です。この時期ならではの美味しさを十分味わっていただけたと思います。

*Secondo*
Invortini di maiale con mele e prosciutto ai porcini
~豚肉のリンゴと生ハムのインヴォルティーニ ポルチーニの香り~
インヴォルティーニとはお肉で野菜やパン粉ベースのタネを巻いて焼いたお料理全般のこと。

今回は豚肉でリンゴと生ハムを巻き、ポルチーニの香りの秋味インヴォルティーニ。
生ハムやハーブ、ポルチーニの味や香り、コクが重なり合い、そして中のリンゴの風味と甘みが口に広がり、贅沢に秋を味わうことができます。
薄い豚肉は焼くと硬くなりがちですが、柔らかくジューシーに仕上がる工夫がされています。

 

*Dolce*
Tortine di patate dolci
~スイートポテト~
今月は旬を迎えたサツマイモを使ってスイートポテトをお出ししました。
画的には地味ですが・・・サツマイモの優しい甘さがやっぱり美味しいですよね。

 

 

今月はお花の代わりにハロウィーンのアレンジを飾り季節感UP!

メニューもハロウィーンカラーで。

≪2016年9月≫

~Ragù bolognese~

ラグー・ボロネーゼ

ボローニャのマンマ直伝、本場のラグー・ボロネーゼをご紹介しました。

イタリアではラグーは最低3時間煮込む料理。
レッスンでやるには時間が掛かりすぎるし、時短の為に何かを足したりするのは違うかなと思っていてやったことはなかったのですが、時間が掛かってもぜひ!というお声をたくさんいただきましたので、初登場!
テーブルは秋色でまとめました。

 

*Ragù bolognese*
~ラグー・ボロネーゼ~
煮込みの時間が最大の調味料となって、素材は肉と香味野菜と裏ごしトマトだけ。
ニンニクも赤ワインもローリエも、もちろんコンソメや特別な調味料も入りません。それでもびっくりするほど濃厚なコクのあるラグーに仕上がります。
そのためにはもちろんちょっとしたマンマの知恵や工夫が凝らされているので、ポイントをしっかりお伝えしました。
みなさんに『今まで食べたのと全然違う!しかもニンニクも赤ワインも入っていないなんて信じられらない』と言っていただき、やった甲斐がありました~。
そうなんです、日本の一般的なミートソースとは全然違うんです。
一度これを食べると、他のはどうも食べる気がしなくなります💦

ラグーを煮込んでいる間に、ラグーに合う手打ちパスタを2種類作りました。

1つ目がボローニャ風にタリアテッレ。

もう1つがプーリア州のショートパスタのカヴァテッリ。

タリアテッレは幅広の麺が、カヴァテッリは溝とトンネルに、それぞれよくソースが絡まり、パスタの存在感もしっかりしているのでラグーに負けることなく美味しく食べられます。
同じソースでもパスタが違うと味の表情がガラッと変わることも実感していただけたと思います。

 

*Pasta fresca/Tagliatelle*
~タリアテッレ~
ボローニャ風に小麦粉と卵だけで練っていきます。
今回はパスタマシンを使って生地を伸ばしましたが、パスタマシンもなかなか難しいんです。
でもみなさんとっても上手に作ってくださいました。

*Pasta fresca/Cavatelli*
~カヴァテッリ~

こちらはカヴァテッリ。

タリアテッレとは違い卵の入らないタイプの生地からニョッキと同じようにして作ります。

生地を伸ばす必要がないので、パスタマシンがご家庭になくても簡単に作ることができます。

形成もとっても簡単で楽しいんです。

これはカヴァテッリを作るときに使うペッティネという道具です。

これで作るとキレイに形ができますが、なくてもフォークやチーズ削りなどで代用することができます。

 

 

 

*Dolce*
Torta di mele~リンゴのタルト~

今月はドルチェもレッスンに組み込みました。
そろそろ美味しくなってくるリンゴを使ったアーモンドたっぷりのタルト。

シナモンではなくほんのりとバニラが香り、優しい味に仕上がります。ボール1つで簡単に作れますが、リンゴがお花のように広がり見た目が華やかで簡単美味しいタルトです。

 

 

 

 

 

お花はテーブルに合わせてボルドー色のトルコキキョウを飾りました。

メニューもテーブルに合わせた色で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今月からステキなお皿が加わりました。
大切な友達からいただいたシチリアの陶器、マヨルカ焼きのドルチェ皿。1枚のお皿に友情がぎゅっと詰まったデザインになっています。
さっそくリンゴのタルトを乗せて、レッスンでも登場しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

≪2016年8月≫

~Le erbe~

ハーブ

夏はハーブの季節。
香り豊かな瑞々しい葉を広げ元気よく育ってきます。
お庭やプランターでハーブを育てている方も多く、この時期わっさりと育ったハーブを消費しきれない!という声をよく聞きますので、3品ともハーブを使ったお料理を揃えました。
テーブルはブルーと黄色の組み合わせで夏らしく。
クロスもレモン柄のオーバルのお皿もソレントで買ってきた物で、南イタリアの夏の輝く太陽に想いを馳せて・・・。

 

*Antipasto*
Zucchini merinati all'aceto balsamico e rosmarino
~ズッキーニのバルサミコマリネ ローズマリーの香り~

夏はズッキーニも旬を迎え、緑濃くつややかで瑞々しく美味しい季節。今では日本でもすっかりお馴染みとなった野菜ですが、実は使い方がイマイチわからなくって・・・という声をよく聞きますので、7月に続き再び登場させました。
今回のはバルサミコ酢でのマリネ。バルサミコを相性のいいローズマリーを使って、香りを付けています。
バルサミコの酸味と甘いコク、ローズマリーの爽やかな香りをズッキーニがぎゅっと吸い取って後引くおいしさ。夏でもさっぱりと食べられるのも嬉しいお料理です。

 

*Primo*
Linguine al pesto genovese
~リングイネのペスト・ジェノヴェーセ~
言わずと知れた、バジリコの香り高いジェノヴァを代表するお料理の1つ。
今の季節のバジリコはつややかで大きな香り高い葉がジェノヴェーゼにぴったり。
日本ではちょっと珍しいですが、ジャガイモとインゲンの入るイタリアの定番スタイルでご紹介。
ご自宅で作ると黒ずんでしまいがちですが、なぜ黒ずむのか、そうならないためにはどうすればいいのか、しっかりお伝えしましたので、ご自宅でも美しい緑のジェノヴェーゼを楽しんでいただけると思います。

 

*Secondo*

Sgombro impanato alle erbe al forno
~サバの香草パン粉焼き~

魚介にパン粉をまぶして焼くのはイタリアでも定番のお料理ですが、今回はサバにハーブを混ぜたパン粉を乗せてオーブンで焼きました。
タイム・オレガノ・バジリコ・パセリ、合わせて4種類のハーブを使っています。
他にも香りやコクの食材を混ぜ込んであるので、いつもの鯖がすっかりイタリア料理に変身です。
しかも取っても簡単!きっと魚料理の定番レパートリーの1つに加えていただけたかと思います。


*Contrno*
Patate al rosmarino al forno~ポテトのオーブン焼き ローズマリーの香り~
今月はもう1品、コントルノ(副菜)もご紹介しました。
実はこれ、イタリアで習ったものではなく昔から私が作っていたお料理。

でもすごく簡単なのにとっても美味しく、ローズマリーを使うのでテーマにもぴったり!ということで今回ご紹介です。

子供から大人まで、魚にもお肉にもビールにも合う優秀なお料理です。

 

*Dolce*
Gelo di latte alla menta
~ミルクのジェーロ ミントの香り~
今月はシチリアのゼリー、ミルクのジェーロをお出ししました。ゼラチンではなくコーンスターチで作るのでぶりゅんとした食感が特徴です。普段ミルクのジェーロはシナモンで香りを付けるのですが、今回はテーマに合わせてミントで香りを付けました。

隠し味にとソースにコンデンスミルクを使いコクをUP!

 

 

 

 

 

お花は季節の蓮の実を入れて涼し気に。

 

 

 

 

後半はメインのお花をチェンジ

 

 

 

 メニューはテーブルに合わせてブルーと黄色で。
レシピの説明の時にお出しするWelcome Tea、今月はテーマに合わせて水出しのアップル&ミントティーをお出ししました。

 

 

 

 

 

≪2016年7月≫

~La estate~

7月に入り、りっぱな夏野菜が店頭に並ぶようになりました。
梅雨が明けると夏本番。日本の厳しい夏でも美味しく食べられるような、夏らしい味や香りのお料理を揃えました。
テーブルはセコンドとドルチェに使われるレモンに合わせて、パルマで買ったレモン柄のテーブルクロスと、同じ黄色で夏らしい元気いっぱいなヒマワリを飾りました。

 

*Antipasto*
Zucchini ripieni
~ズッキーニのリピエーニ~

リピエーニとは詰め物のこと。ズッキーニにお肉の詰め物を詰めてオーブンで焼き上げます。
旬を迎えたズッキーニはつややかで瑞々しく、しっかりまるまるとしているのリピエーニには最適です。
レッスンでは形のカワイイ丸ズッキーニを使いました。
1回だけ天候が悪く丸ズッキーニが入荷できず普通のズッキーニになりました。

ズッキーニの瓜っぽい青い香りと、コクのあるタネがマッチして美味しいと好評でした。
仕上げにはしっかりと青みのある香りのオリーブオイルを掛け、さらに美味しさUPです。
丸ズッキーニを半分にしてから詰めると、こんな形にもなります。

これから8月に入ると宮城県産の丸ズッキーニも普通に店頭に並ぶかと思いますので、どちらでも作っていただけるようにレシピをお伝えしました。

 

 

 

 

 

*Primo*
Insalata di farro
~スペルト小麦のサラダ~

今回はちょっと変わったプリモをご紹介。
スペルト小麦(古代小麦)をサラダ仕立てにして冷製でいただきます。
イタリアも暑い夏のある国。夏はやっぱり冷たくさっぱりした物が食べたくなるのは日本と同じです。合わせてあるのはトマトやズッキーニ、バジリコなど夏に美味しい野菜たち、それにケッパーやドライトマト、上質のオリーブオイルのコクや香りが重なってイタリアらしい味と香りが満載です。
スペルト小麦のプチプチとした食感や香ばしい香りも食欲をそそります。
栄養価も高くさっぱりとしているので、暑い夏にはもってこいのお料理です。

 

*Secondo*
Salmone in salsa agra
~サーモンのレモンソース~
通常イタリア料理でサーモンを使う時は、イタリアと同じくノルウェーサーモンを使いますが、6月下旬~7月いっぱい、脂のたっぷり乗った北海道産の時鮭が旬を迎えています。ノルウェーサーモンより身がしっかりしていて、産卵のために川を遡上する秋の鮭よりもずっと脂が乗っているのでイタリア料理にしても美味しく食べることができます。北海道で捕れる鮭ですが、仙台でも普通に買うことができるので、今回は旬の時鮭をつかいました。
ソースは夏に嬉しいレモンのさっぱりしたソース。
ふわっとクリーミーなのですが、生クリームもチーズも牛乳も、乳製品は一切使っていないので重たくならず、まさに夏向きな魚料理です。

*Dolce*
Granita di limone 

~レモンのグラニータ~
レモンの果汁を絞ってシャーベットに。口に入れた途端フワっと溶ける滑らかな仕上がりです。
イタリアの夏にレモンのグラニータは欠かせません!
夏にイタリアにいると、ついついこればかり食べてしまう私💦
自分で作るとレモンの濃い本当に美味しいグラニータになります。

テーブルにお料理が乗るとこんな感じになります。

メニューの文字はテーブルと合わせてレモン色とグリーンで。

イタリア語でヒマワリは”Girasole”
Girare回る、巡る、向ける+sole太陽という意味で、日本語の向日葵と同じ意味ですね。
大好きな花の1つです。

みなさんがいらした時にお出しするWelcome Tea、今月は水出しの白桃の香りの紅茶。桃も美味しい季節になりました。

≪2016年6月≫

~I piatti con salsa di pomodoro~

ベーシックなトマトソースとそれを使った料理

旬を迎え美味しくなってくる完熟のトマトを使って、ベーシックなトマトソースを作ります。
そのトマトソースを使って作るお料理を3品ご紹介。

どのお料理もトマトの赤になるので、テーブルも赤で統一してみました。

 

*Salsa di pomodoro*
~トマトソース~
コクのある味のしっかりした種類のトマトの完熟を使えば、日本のトマトでも十分に美味しいトマトソースが作れます。
美味しいトマトで作るトマトソースはもちろん美味しい!

レッスンではイタリアのマンマ達が作るのと同じようにPassaverdureと呼ばれる野菜漉し器を使って作りましたが、漉し器がなくても同じように作れる作り方もしっかりお伝え。
水を1滴も入れることなく、トマトの水分だけで煮ていくので、トマトの旨みがぎゅっと凝縮されたコクのあるソースに仕上がります。

 

 

 

*Antipasto*
Caponata al forno
~オーブンで作るカポナータ~カポナータをオーブンで焼きつけるのは、シチリア北西部の街、マルサラにあるアグリツーリズモのマンマシェフオリジナル。野菜を油で素揚げしたり炒めていないので、野菜それぞれの味や香りを保ちつつ軽やかな味わいに仕上がります。しかも作るのもとっても簡単!
イタリアのカポナータはフランスのラタトゥーユと違って、砂糖と酢で仕上げるので夏向きの甘酸っぱいお味。

保存性も高いので、たっぷり作ればしばらく楽しめます。
季節の夏野菜を使って、軽やかながら野菜のコクがたっぷりの簡単美味しいカポナータです。

 

*Primo*
Spaghetti all'amatriciana

~アマトリチャーナ~

日本でもおなじみのアマトリチャーナ、ローマのあるラツィオ州を代表するパスタの1つです。
イタリアのアマトリチャーナは本当にシンプル。
ニンニクも入らないんですよ。それでもトマトとパンチェッタの甘みとコクでびっくりするぐらい美味しいパスタに仕上がります。
イタリアではアマトリチャーナと言えばブカティーニ、ですが、今回はもっちり美味しい太目のスパゲッティに合わせました。

 

*Secondo*
Pollo alla pizzaiola
~鶏むね肉のピザ職人風~
トマトソースにオレガノとモッツァレラ、ピッツァの味です。
パサつきがちな鶏むね肉もイタリアの料理法ならしっとりジューシーで柔らかくなるんです!
さっぱり味の鶏肉でも、コクとうま味、香り豊かなソースとクリーミーなモッツァレラのお陰で、ボリューミーな1皿に仕上がります。
見た目も華やかで大満足のお料理です。

 

*Dolce*
Yogurt con frutta secca sotto miele
~ヨーグルトのはちみつ漬けナッツ掛け~

今月はナッツのはちみつ漬けを作り、ヨーグルトに掛けてお出ししました。
はちみつ漬けも自分で作れば、好みのナッツと美味しいはちみつで作れるので美味しさUP!今回はアーモンド・ヘーゼルナッツ・カシューナッツ・マカデミアナッツ・くるみの5種類のナッツをトスカーナ産のBioの百花蜜に漬けこみました。

 

 今月のメニューはトマト色で。

お花は赤いテーブルに合う涼やかな感じにしてみました。
白っぽいのはユーカリの1種でドライではなく生花なんですよ~。

みなさんがいらした時にお出しするWelcome Tea、今月はさくらんぼの香りの紅茶。
山形のさくらんぼが旬を迎えています。

≪2016年5月≫

~I piatti con verdure primaverile~

春野菜を使った料理

今が旬の野菜をたっぷりと使って3品をご紹介。
テーブルは仙台を美しく彩っている新緑と、レッスンで使うアスパラガスとグリーンピースのグリーン、アスパラガスのリゾットにぴったりな鮮やかなブルーのお皿に合わせてブルーのクロスでグリーン×ブルーの組み合わせ。
新緑が美しいドウダンツツジを飾りました。

 

*Antipasto*

Frico~ジャガイモとチーズのフリーコ~

聞きなれない名前のお料理かと思いますが、イタリアの北東部、スロベニアとの国境にあるフリフリーヴェネチアジュリア州のフリウリ地方の郷土料理です。

ちょうどシーズンを迎えている新ジャガイモをたっぷり使います。一番ベーシックなものはジャガイモとチーズだけで作りますが、今回はジャガイモと同じく今が旬の新玉ねぎも入れるバージョンで。
油っぽくなりやすいこのお料理ですが、そうならずに外はカリッと、中はしっとりな仕上がりになりようにレシピを工夫しました。

焼く時に上手にひっくり返せるポイントもしっかりお伝え。
ジャガイモとチーズ、てっぱんの組み合わせは大人も子供も大好きな味。

これからの季節、ビールにもよく合います!

 

*Primo*

Risotto agli asparagi
~アスパラガスのリゾット~

アスパラガスの美味しい季節!東北にもアスパラガスの美味しい産地がたくさんあり、瑞々しくて太いのに柔らかい立派なアスパラガスが手入ります。それをリゾットに。
レッスンではイタリア米を使って作りましたが、ご自宅で日本米を使っても作れるように、イタリア米と日本米の違いを説明したうえで日本米の選び方もお伝えしました。
リゾットは難しいイメージがありますが、コツさえつかめばレストランの様なアルデンテで作れるようになりますので、ポイントもしっかりお伝えしました。

*Secondo*
Calamari e piselli
~ヤリイカとグリーンピースのオーブン焼き~

グリーンピースも今が旬。生のグリーンピースは甘くてぷちっとした歯ごたえの美味しいお豆で、イタリアでもよく食べらるんです。

 

今回はヤリイカと合わせてオーブンで焼き上げます。ヤリイカは火を通しても硬くならず、甘味があって美味しいですよね。
ヤリイカの旨みと甘み、グリーンピースの香りと甘み。
とっても簡単なのに、春らしい味と香りを楽しめるお料理です。

*Dolce*
Mousse di fragole con crema di balsamico al fichi
~いちごのムース いちじくの香りのバルサミコクリーム掛け~

今月はドルチェも春!
県産のイチゴは旬の最期に差し掛かりましたが、まだまだ美味しい~。
ので、ムースにしてお出ししました。ゼラチンを使わないので口でふわっと溶ける優しい口当たり。
ソースにはいちじくの香りのするバルサミコクリームを。
見た目も味もとっても春らしいドルチェです。

 

 

 

 

 

テーブルに新緑を運んでくれたドウダンツツジ。
美しい色と葉が涼し気で、今月のテーブルにぴったりでした。

 

 

 

 

 

 今月はメニューもグリーン×ブルーで。

みなさんがいらした時にお出しするWelcome Tea、今月はテーブルのグリーンに合わせてマスカットの香りのする紅茶です。

≪Febbraio*2月≫

~La cucina del nord d'Italia~

北イタリアの料理

イタリアから帰国したばかりのレッスン。
今回習ってきたお料理2品を含め、すべて北イタリアのお料理で揃えました。
ヴェネト・ピエモンテ・フリウリーヴェネチア ジュリアの3州から1品ずつご紹介。
フィレンツェで行く度に2枚ずつ3回計画で購入し、今回ようやく6枚となったカラフルなパスタ皿をメインに、テーブルクロスはお皿の色を鮮やかに浮かび上がらせる濃いグレーを選びました。
飾ったのはミモザの花。イタリアでは春を告げる花であるだけでなく、3月8日の『La festa della donna~女性の日~』に男性から女性に送る習慣となっている花でもあります。
淡い黄色の小さく可愛らしい花が一足先にテーブルにも春を呼び込んでくれました。

 

*Antipasto*
Radicchio di Treviso tardivo marinato

~ラディッキオ・ディ・トレヴィーソ・タルディーボのマリネ~

(Veneto/ヴェネト州・州都ヴェネチア)

ラディッキオ・ディ・トレヴィーソ・タルディーボという長たらしい名前の野菜はヴェネト州の冬の特産、鮮やかなワイン色と白のコントラストの美しい、チコリの仲間。

今回のイタリアではちょうど旬にヴェネトを訪れることができたので、ラディッキオを使ったたくさんの料理を習ってきましたが、まずはマリネをご紹介しました。
下の写真、左上がラディッキオ・ディ・トレヴィーソ・タルディーボ。

これをシャッキリ感を残すようにビネガー液で軽く茹でてからオイル漬けにして仕上げます。

簡単で美味しい上に保存食にもなる優れもの。美しく仕上がるので、瓶に入れれば差し上げ物にも最適です。

ラディッキオは宮城県産です。

 

 

 

 

*Primo*
Tajarin salsiccia e nocciole
~サルシッチャとヘーゼルナッツのタヤリン~

(Piemonte/ピエモンテ州州都・トリノ)

ピエモンテと言えば、トリュフの産地として、またバローロ、バルバレスコなどイタリアでも有数な質の高いワインの産地として知られています。

そしてもう1つ、質のいいヘーゼルナッツも特産です。南ピエモンテの丘陵地帯に広がるワイン用のブドウ畑。その隣にはヘーゼルナッツの林があったりするんです。

ヘーゼルナッツと言えばドルチェのイメージが強いのですが、ピエモンテではお料理にも使います。
今回はヘーゼルナッツを使ったパスタをご紹介しました。
タヤリンはピエモンテの郷土パスタの1つ。一般的なタリオリーニに似た少し幅の太いロングパスタで、卵黄の配分が他の卵麺より多いのが特徴です。
写真手前がタヤリン、奥がタリアテッレです。
今回は皆さんに手打ちで作っていただきました。
それに合わせるソースがサルシッチャ(イタリアの生ソーセージ)とヘーゼルナッツペースト!
サルシッチャのコクとヘーゼルナッツの香りと甘味が、手打ちのタヤリンによく絡んで本当に美味しいんです。

加糖加塩一切なしの100%ヘーゼルナッツのペーストは日本では手に入りませんので、レッスンではイタリアで購入してきた物を使い本物の味で味わっていただきました。でもご家庭でも作っていただけるように日本での代用品もしっかりお伝え。
同じく日本では手に入りにくいサルシッチャも、手に入りやすい食材を使って代用。お家でもピエモンテの味を楽しんでいただけると思います。

 

*Secondo*
Involtini di carne e verza
~ちりめんキャベツの焼ロールキャベツ~

(Furiuli-Venezia Giulia/フリウリ-ヴェネチア ジュリア州・州都トリエステ)

イタリアの最北東に位置するフリウリ-ヴェネチア ジュリア州は北はオーストリア、東はスロヴェニアと国境を有しています。そのオーストリア側の山岳地帯がフリウリと呼ばれる地域で、そこのお料がこのちりめんキャベツで作った焼きロールキャベツ。
火を通すと旨味がぐっと増すちりめんキャベツでイタリア味のタネを巻き、最後はオーブンで焼き上げることで、最小限の水分だけで作ることができ、肉がパサつき硬くなることなく柔らかく優しい味に仕上がります。
もちろんコンソメなどは一切使わず、味付けは塩コショウのみ。
それでも十分美味しいのは素材力を存分に引き出す、イタリア料理の素晴らしいところですね。
地形も気候も厳しいフリウリ地方は贅沢な食材はあまりないけれど、その地域で採れる物だけでも美味しく食べられる工夫が盛りだくさん。
そんなフリウリのお料理らしい、派手さはないけれど温かい優しいお味です。

 今回使ったちりめんキャベツは宮城県産です。

 

*Dolce*
Salame di cioccolato
~チョコレートのサラミ~

今月はドルチェも北イタリアの物をお出ししました。
チョコレートのサラミ!
溶かしたチョコレートにビスケットやナッツを入れて、サラミのように仕上げます。

今回はピエモンテで買ってきたヘーゼルナッツもたっぷり入れました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかな黄色とフワフワのお花が可愛らしいミモザ。
大好きなお花の1つです。
街でミモザを見かけると、長かった冬がもうすぐ終わるだとほっとします。

 

 

 

 

 

今月のメニューはテーブルクロスとミモザの色を使って。

お料理を作り始める前にレシピの説明をするのですが、作り方だけではなくそのお料理の背景もお伝えすることにしています。
イタリアの地図を見ながら、どこの地域のお料理で、その地域にはどんな地理的特徴があるのか、どんな特産品があるのか、などなど、お料理は文化ですから、そういうこと抜きには説明できないんです。
これはピエモンテをフォーカスしたところ。州都のトリノはオリンピックも開催され耳にはなじみがありますが、場所となるとなかなかパッと思い浮かばないですよね。
北はスイス、西はフランスと国境を有し、アルプスが間近に見える地域です。



南ピエモンテの美食エリア、ランゲ地方の中心地アルバの観光案内所で売っていたエプロン。
≪Uovo al tartufo~目玉焼きのトリュフ掛け≫のレシピと、鶏&卵、トリュフ、バローロを乗せてクオコ(コックさん)がVespaに乗ってるところが書かれています。
カワイイでしょ~。


 

 

 

≪Gennaio*1月≫

~La cucina romana~

ローマ料理

2016年はローマ料理でスタート。
3品ともローマを代表するお料理で揃えました。
どれも簡単なのにとっても美味しい、優秀料理です。

テーブルは新年なので赤と白で華やかに、縁起よく!

 

*Antipasto*
Insalata di puntarella alla romana
~プンタレッラのサラダローマ風~
プンタレッラはチコリの仲間、ほろ苦さが特徴のローマの冬野菜の代表格。
日本ではまだ珍しい野菜ですが、宮城県とローマ県が姉妹都市となっている縁で、宮城ではプンタレッラの栽培が盛んです。

今回使ったのも宮城県産。
毎回立派な物が届きました。
このサラダのドレッシングは、アンチョビニンニクが定番。
アンチョビのコク、ニンニクの香り、ビネガーとレモンの爽やかな酸味が、シャキシャキで瑞々しいプンタレッラによく合います。
ローマでは欠かせない、冬のアンティパストの1つです。

このドレッシングはプンタレッラに限らずどんなサラダにも合うので、季節を問わずお好きな野菜を美味しく召し上がっていただけることと思います。

 

*Primo*
Spaghetti alla carbonala
~スパゲッティ カルボナーラ~
日本でもおなじみ、カルボナーラ。ローマを代表するパスタの1つですが、本場ローマのカルボナーラには生クリームが入りません。
卵とチーズのコクがあってクリーミーながら重さのない優しいお味に仕上がります。
今回はその他の具材も本場ローマ流。
お肉はパンチェッタではなくグアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬け)を、チーズはペコリーノ・ロマーノを使っています。
美味しさの決め手となる卵は、仙台市内で放し飼いにされた鶏の有精卵『伊達のゆめたまご』で。コクや甘味があり、生臭さがない美味しい卵なんです。

生クリームが入らないと卵が固まって炒り卵状になりやすいのですが、上手に作れるポイントをしっかりお伝え。

本物のカルボナーラを味わっていただき、みなさん大満足のご様子でした。
これ食べちゃうと、生クリーム入りのカルボナーラは重たいのに卵の味が薄くて、イマイチに感じます・・・。

 

*Secondo*
Saltimbocca alla romana
~ローマ風サルティンボッカ~
これもローマを代表するお料理の1つ。
本来は仔牛肉を使うのですが、日本では簡単に手に入らないので豚ヒレで代用。たたいて薄くした豚肉にセージと生ハムを乗せて焼き上げ、白ワインとバターのソースでいただきます。
肉をたたくので豚ヒレとは思えない柔らかさとジューシーさ。バターや生ハムのコクにセージと白ワインの香りが爽やかな、美味しいのにとっても簡単なお料理です。

 

*Contorno*
~プンタレッラのクタクタ炒め~
サラダには使わないプンタレッラの外葉を使って、今月はもう1品、コントルノを作りました。
コントルノはセコンドに添える副菜のことで、イタリアではいろいろなお野菜が食べられますが、クタクタになった葉野菜もその1つ。
初めてイタリアでクタクタになったほうれん草を食べた時は、そのクタクタっぷりに衝撃を受けましたが、慣れるとこれが本当に美味しいんです。
クタクタに煮たプンタレッラをさらにニンニクオイルで蒸し焼きにして、イタリアの味にしました。

 

*Dolce*
Gelato di latte alla giapponese
~和風ジェラート~
お正月ですので、今月は和デザートを。
ミルクアイスにお手製あんこを乗せて和風ジェラート。
甘さ控えめのあんこがアイスクリームによく合います。

 

 

 

 

 

 

 

今月のメニュー。
テーブルに合わせた文字色で。

 

 

 

 

 

 

 

お花も紅白